プロテイン選びで一番迷うのって、結局「味」だと思うんです。栄養成分がどれだけ優秀でも、毎日飲むものが口に合わなければ袋の底に粉が残ったまま賞味期限を迎えます。
今回は、筋トレYouTuberの山澤礼明さんが監修していることで知られる「REYS(レイズ) ホエイプロテイン」のカフェオレ風味を1kg買って飲み切ったので、良かった点も気になった点も正直に書いていきます。専門用語には都度補足を入れていきますね。
REYSホエイプロテインってどんな商品?
まず基本情報を整理しておきます。
- 商品名: REYS(レイズ) ホエイプロテイン カフェオレ風味 1kg
- 監修: 山澤礼明さん(人気の筋トレYouTuber)
- 製造: 国内製造
- タイプ: WPC(ホエイプロテインコンセントレート)
- 価格: 1kgで4,000円台が目安(販売店やセールによって変動あり)
栄養成分は1食30gあたり、タンパク質21.8g、カロリー117.3kcal、炭水化物3.5g、脂質1.8g。さらにビタミンが7種類配合されています。
「WPC」というのは、ホエイ(牛乳からチーズを作るときにできる液体)からタンパク質を取り出す製法のひとつ。ホエイプロテインにはWPCとWPI(アイソレート)という代表的な2種類があり、WPCは比較的リーズナブルで乳由来の風味が残りやすいのが特徴です。
味のラインナップはカフェオレ、チョコレート、ミックスベリー、ヨーグルト、ロイヤルミルクティー、オレンジ、グレープ、塩キャラメルの8種類。今回は定番人気のカフェオレを選びました。
カフェオレ風味は「甘めのコーヒー牛乳」
一口目の感想は、まさに「甘めのコーヒー牛乳」でした。
コーヒーの苦味はかなり控えめで、香りづけ程度。ブラック好きの人が期待するようなビターさはありません。代わりに甘さがしっかり立っていて、駄菓子屋のコーヒー牛乳や紙パックコーヒーに近い印象です。
この甘さをどう評価するかは、かなり好みが分かれると思います。私は「トレーニング後のご褒美感がある」と感じてむしろ好きでしたが、甘い飲み物が苦手な人には少し重いかもしれません。
飽きるかどうかについては、1kgを飲み切るまで問題なく続きました。ただ、これが3kgだったら後半は飽きが来ていたかも、というのが素直なところです。
溶けやすさは文句なし
ここは期待以上でした。シェイカーに水を入れて粉を投入し、10回ほど振れば十分に混ざります。ダマ(粉が固まって残るかたまり)もほとんど気になりませんでした。
安価なWPCだと、底に沈んだ粉が最後にザラッと口に入る……という経験をした人も多いはず。REYSに関してはその心配はほぼ不要です。泡立ちも過剰ではなく、シェイカーの内側にこびりつく量が少なくて洗うのが楽なのも、地味に嬉しいポイントでした。
水割りと牛乳割りで印象がかなり変わる
同じ粉でも、割るもので体験がまったく違いました。
水割りはさっぱりしていて、アイスコーヒーに近い軽さになります。カロリーを足したくない人向け。ただ甘さがダイレクトに出るので、水の量が少ないと少ししつこく感じることもありました。
牛乳割りにすると、名前のとおり本物のカフェオレにかなり近づきます。まろやかで満足感も高く、「おいしい飲み物」としての完成度は明らかに上。ただし牛乳の分だけカロリーと脂質が上乗せされるので、減量中の人は注意が必要です。
私は、トレーニング後は水、間食代わりに飲むときは牛乳、という使い分けに落ち着きました。
タンパク質含有率72.7%という数字の位置づけ
1食30gあたりタンパク質21.8g、割合にすると約72.7%です。初心者の方にはピンと来ないと思うので補足します。
タンパク質含有率とは、粉全体のうちどれくらいがタンパク質かを示す割合のこと。残りは炭水化物や脂質、味を作るための甘味料や香料などです。WPCタイプはおおむね70〜80%あたりの製品が多く、REYSの72.7%はその標準的なレンジに収まります。
つまり「飛び抜けて高含有ではないけれど、WPCとして不足もない数値」というのが妥当な評価。含有率を最優先するならWPIなど別タイプもありますが、その分価格は上がりがちです。味・価格・含有率のバランスを取った製品、という理解がしっくりきます。
ビタミン7種配合の実用的な意味
配合されているのは、ビタミンB1、B2、B6、C、D、ナイアシン、パントテン酸の7種類です。
これは「飲むだけで健康になる」といった話ではなく、あくまで栄養補助食品として、普段の食事で不足しがちなビタミンをついでに補える、という位置づけ。
実用的なメリットが大きいのは、サプリを別途買い足す手間が減る点だと思います。マルチビタミンを別に用意して毎日飲むのは意外と続かないもの。毎日飲むプロテインに最初から入っているなら、管理する対象がひとつ減ります。この「面倒が減る」ことこそ、7種配合の一番実用的な価値ではないでしょうか。
価格とコスパ、値上がりについて正直な話
1kgで4,000円台というのが今の目安です。ここは正直に触れておきたいのですが、REYSは以前3,000円台で買えた時期がありました。原材料価格の高騰などの影響で価格帯が上がっており、昔を知る人ほど「上がったな」と感じるはずです。
ただし実際の販売価格は、購入先やセールのタイミングでかなり幅があります。同じ1kgでも店舗やタイミングによって数百円から千円以上の差が出ることもあるので、買う前に複数の販売店を見比べる価値は十分にあります。
とはいえプロテイン業界全体が値上がりしている状況を踏まえると、国内製造・ビタミン7種配合・味の評判を含めて考えれば、依然コスパの良い部類だと感じます。「劇的に安い」ではなく「価格に対して納得感がある」というのが今の立ち位置でしょう。
1kgという容量は使い切りやすい
地味ですが、これは大きなメリットでした。
1食30g換算でおよそ33回分。毎日1杯なら1か月ちょっとで飲み切る計算です。プロテインは開封後に湿気を吸うと固まりやすいので、ダラダラ持たせるよりこのペースで使い切れるほうが安心。
そして何より、味が合わなかったときのダメージが小さい。大容量を買って口に合わなかったときの絶望感は、経験した人にしか分からないものがあります。初めて試すなら1kgから、が間違いなく正解です。
正直に気になった点・人を選ぶポイント
ここまで褒めてきましたが、率直に気になった点も書いておきます。
1. 甘さが強めなので好みが分かれる カフェオレ風味は明確に甘い方向です。「甘さ控えめでビターなコーヒー味」を期待して買うと、確実にイメージと違います。
2. WPC共通の注意点として、乳糖が気になる人もいる これは製品固有ではなく、WPC全般に言える一般的な知識です。WPCは製法上、乳糖(ラクトース。牛乳に含まれる糖の一種)が比較的多く残ります。牛乳を飲むとお腹が緩くなる、いわゆる乳糖不耐症の傾向がある人は、WPCタイプで同様のことが起きる場合があります。心当たりがあるなら、乳糖を大幅に減らしたWPIタイプを検討するほうが無難です。
3. 突出した安さではない 値上がり後は「圧倒的に安い」わけではありません。1gあたりの単価をとにかく下げたい人にとっては、最適解ではない可能性があります。
こんな人におすすめ、こんな人には向かない
おすすめしたい人
- プロテイン初心者で、失敗しにくい味から始めたい人
- 甘い飲み物が好きで、トレーニング後のご褒美感を大事にしたい人
- 溶けやすさやシェイカーの洗いやすさを重視する人
- ビタミンのサプリを別に管理するのが面倒な人
あまり向かない人
- 甘さ控えめ・ビター寄りの味が好きな人
- 乳糖不耐症の傾向があり、乳製品でお腹が緩くなりやすい人
- タンパク質含有率をとにかく高くしたい人(WPIなど別タイプ推奨)
- 1gあたりの単価を極限まで下げたい人
まとめ
1kgを飲み切った総合的な感想は、「甘めの味が許容できるなら、かなり満足度の高い一袋」でした。溶けやすさは期待以上、味の完成度も高く、ビタミン7種入りで国内製造。含有率72.7%はWPCとして標準的で、値上がり後の価格も納得できる範囲だと感じます。
一方で、甘さの強さとWPC特有の乳糖の話は、事前に知っておくべきポイント。ここが引っかかりそうな人は、別の味や別タイプを検討したほうが幸せになれるはずです。
「まずは1kgから試して、合えば継続」。この判断がしやすいのがREYSの良いところなので、気になっている方はカフェオレ風味から入ってみるのはアリだと思います。